
心筋梗塞により動きが弱くなった心筋の内側には心臓内の血液が固まって付着しやすくなっています。(心内血栓)。この血液の塊が脳をはじめとする全身に流れて血管をつまらせてしまうことを血栓塞栓症といいます。
脳の血管を詰めてしまうと脳梗塞に、腸の血管を詰めると腸管壊死に、下肢の血管を詰まらせると下肢の壊死に至ることがあるため、いずれも緊急処置を要します。得に、左心室前面の大切な部分の心筋梗塞に合併する脳卒中のリスクは4%前後といわれています。
また、心筋梗塞の急性期には長時間ベッド上での安静を余儀なくされますが、この間、下肢の血液循環が悪く、静脈の中では血液がうっ帯し固まりやすくなります。